[11.19 no.805] 人気のスリップウェア
⇑ 自宅のテーブルに手持ちのスリップウェアを並べてみた。
@前回に引き続き、今回も陶器のお話。
僕は料理をしない男だけど、ある種の皿には拘りがある。
自宅で普段使っているお皿は、ほとんどが白色や無地だが、
『スリップウェア』(元々はイギリス発祥の技法)というジャンルの皿だけは別物。
お皿で料理が映えようが映えまいが、あまり考えておらず、
ポップでありながらモダンの要素も兼ねた、
ただただ見た目の存在感とカッコ良さだけで買っている(笑)。
それはコレクターのサガ的要素も加わり、
「この陶芸作家の、このシリーズがいいんだ!」と、
ちょっとマニアックな所も垣間見える。
好きな模様は、お皿からはみ出すぐらいダイナミックに描かれているのがお気に入り。
好みの陶芸作家を挙げれば、齊藤十郎さん、十場天伸さん、井上尚之さんといったところだろう。
今、勢いがある陶芸作家さんのお皿には力強さや大胆さを感じる。
それも御三方とも、まだ年齢がお若い。
最近はスリップウェア人気もじわじわと浸透してきており、
人気作家さんの定番デザインはすぐに売れてしまうようだ。
やはり良い物は、世間がほおっておかないというのが世の常なのですね。
[11.17 no.804] 最高に美しいマグ
@ブログの更新、ほんと久しぶりです。
ちょっとサボってしまって、あっという間に約2か月が経ってしまいました。
さてさて、本日ご紹介するのは、最近購入した、とても気に入っているマグカップです。
今、自宅にはマグカップが何個あるのでしょう。
購入するたびに妻から「もう収納するところがないから、やめて!」と
お叱りをもらいつつ、ついつい一目惚れしたマグをコソッと
自宅に連れ帰ってしまうのですね(笑)。
まず一つ目のマグ(上写真)は、陶芸作家「井上尚之さん」の作品。
なんとも重厚感があり“男のマグ”といった感じ。
その佇まいといい、風格は国宝級といったものです(主観的感想)。
こおいった陶芸作家さんのマグの良さは、世界に二つとない模様デザイン。
ひとつひとつに焼き具合や塗料の濃淡があって、同じシリーズであっても全然違うところです。
また、その土地ならではの粘土や窯、技法の特徴が出ていて、
陶芸作家さん独自の拘りもあり、作陶への気持ちも強く籠っています。
使う側も段々と愛着が湧いて、日常のひと時の瞬間が、
いつもより豊かになる気持ちにさせてくれます。
さて、二つ目のマグは、作家名は明記されてないのですが、
九州の小石原焼「翁明窯元」(おうめいかまもと)の作品。
昨年の2月にスターバックスから発売された限定マグなんです。
『JIMOTO made シリーズ』といって、地域との繋がりをより強く、
深いものにするための活動のひとつとして、
地元の伝統工芸の技を取り入れたものをコンセプトに作られているようです。
窯技法のいいとこ取りでスタバとコラボ、なんか新鮮な感じです。
こちらのマグは一つ目のマグに比べ、大胆な丸みを配し、なんとも女性的。
「飛び鉋(かんな)」という技法を用いて表面にアクセントを出し、
白と青の釉薬とベースの茶色が上手く調和されており、
焼き具合や釉薬の濃淡は、まさに出たとこ勝負の芸術作品。
どちらのマグも甲乙つけがたい仕上り具合です。
「今日はどっちのマグでコーヒーを飲もうか」と迷ってしまいます。
毎日のコーヒータイムをより一層豊かにしてくれる逸品達です(^_^)
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