VOL .05 [男の品格って何] 2010.03.25掲載

dignity今回は『男の品格』とは?ん、ちょっと待った!このテーマは、男女にとっての“永遠のテーマ”であり、そう簡単に答えを出せるものではないのでは??そうなんです、今回は私なりに精一杯の思いを力不足は承知の上で、お伝えしたいと思います。

では、一体どこから品格というものは生まれるのでしょうか?それは、上品な人を見てみると、そのヒントがあるのではないかと考えます。

皆様の周りにも上品な人は、ひとりか二人はいるでしょう。いやいや、私の周りには上品な人しかいませんよと、さぞ、高慢ちきな幸せ者もいると思いますが、私が思う上品な人とは、いつも「柔和な表情」をしていて、その人の周りでは「ありがとう」や「どうも」と言ったたぐいのお礼の言葉が飛び交っています。

そう言えば、私の父もよく口癖の様に、「ありがとね!」と行く所どこでも、帰り際に相手の方へひと声掛けていたのを記憶しています。父は家では無口な人なのですが、外ではサービス精神旺盛な人柄のようです。今回のコラムは、かなり我が父に贈るオマージュ的感情を含んで書いております(笑)。

さて、品のある人は、年齢には関係なくそのような応対を身近で見ると、こちらまで清々しい気持ちになります。私もそんな人になりたいといつも心掛けてはいるのですが、生まれ持ったシャイな性格が邪魔をして、スーーッと言葉が出ない時が多々あります(笑)。

結局は、平易な言葉でしか表現できませんが、「感謝の気持ち」をいつも持っている人は、「温かい優しいオーラ」を発しているように思います。

では「感謝の気持ち」って、どんな気持ち?そうですね、一人では何もできない小さな自分という自覚や認識から生まれ、それではみんな一緒に支えあってゆこうという、自分以外の人にお礼の気持ちを伝えてゆくことを言うのではないでしょうか。感謝って簡単なようで難しいものですね。

また、上品な人は「謙虚な物腰し」というのも忘れてはなりませんね。いくら地位や名誉が高くてお金を沢山持っていようとも、その物越し・使う言葉で台無しにしてしまうということが、よくテレビなど観ていて感じることがあります。

つい最近の話ですが、『「また会いたい」と思われる人の38のルール』の著者である吉原珠央さんが、おもしろい事をテレビでおっしゃっていました。それは、「品」を出すには、自分の携帯電話の電話番号登録者名簿に「~さん」「~君」「~様」を付けると良いと言っていました。ん~なるほどとその時、腑に落ちましたね。人には見えないことだけど、相手への「配慮」や「気遣い」が大事なんだな~と。

人には知られなくても自分の内面を磨くということが、このテーマの答えに少し近ずくのかもしれません。男磨きとは、言い換えれば「品格磨き」なのでしょうか。最後は何事もコツコツとやり続ける人には敵いません。

そして、モデル安本卓史も、お客様に「夢」や「希望」、「喜び」を伝えなければならない商売ですので、品格を大事に、また、このプライベートコラムをもっともっと積み重ねてゆきたいと、切に願うところであります。


添付写真: 45年位前の父と兄と私(3歳の頃)

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Written by Yasumoto Takashi