VOL .33 [正しい姿勢は三文のトク] 2010.10.02掲載

初対面でどんなに服のセンスが光っていて、髪型を整え、顔のお手入れをしっかりしても、姿勢が悪いことで第一印象を台無しにしてしまうということがあります。

また、街を歩いていて時々目につくことがありますが、特に女性の中に姿勢を強調しすぎて、「見て見て!」と言わんばかりに不自然に姿勢が良すぎる人も、たまに見かけます。たぶん、ウォーキング・レッスンを受けているのか、姿勢の大切さを意識し過ぎてのことなのでしょうか。

今回は、男磨きにはとても大切なテーマである『姿勢について』お話をしてみたいと思います。(もっと早く取り上げるべきだった!)

最近は、女性のウォーキング・レッスンや骨盤矯正レッスンなどが話題になり、正しい姿勢と連動して、教室で習う人が増えているようです。男性は、そこまでして姿勢に気をつける人は少なく、まだまだ女性ほど意識は高くないようです。また、時間がないということもあるのでしょう。

何年か前に、デューク更家氏のウォーキングブームが起こり、今思えば一体なんだったのかと思います。氏のウォーキングプログラムは、骨盤矯正の効果に有効なものと推察しますが、もう少しあのブームで日本人に、正しい姿勢の大切さを植えつけて欲しかったものです。

悪い姿勢には、色々なデメリットがあるということを皆さんは既にご存知でしょうが、姿勢が悪いことによって、様々な病気(腰痛・肩こり・頭痛・不眠症・眼精疲労・声帯障害・内臓疾患など)を引き起こす原因となるのです。疾患以外では、自信がなさそう、心に不安を抱えて見えるマイナスイメージもあります。

逆に、正しい姿勢には、人が発する「言葉の創化力」や積極的に笑顔をつくる「顔施」とも効果が似ています。ポジティブな言葉はヤル気のエネルギーを生みだし、積極的笑顔は周囲を明るくし、正しい姿勢は元気ハツラツとしたいいエネルギーを湧かしてくれます。

姿勢はその人の生き方や心の状態を表わす鏡のようなもので、「早起きは三文の徳」ならぬ「正しい姿勢は三文のトク」なのです。(ちょっと無理があるかな?)

ところで、実は私、子供の頃は姿勢が悪い子供でした。母親にいつも姿勢が悪いとよく怒られていたものです。物心ついてからずっと内気で恥ずかしがり屋な性格のせいで、人前で話をすることがとても苦手だったのです。その為に、大勢の中では目立たない様にいつも視線を下目に置いて、しゃべりかけられないようにしていたのを覚えています。今でも恥ずかしがり屋なところは、変わってないようです(笑)。

私はトレーニングジムでは、肩甲骨まわりを入念に動かしてやったり、肩回りのトレーニングでは筋肉をつける部分を前にするのではなく、なるべく後ろに意識してやっています。また、パソコンに向かう時間が多いので、猫背予防には、インナーマッスルを鍛えることとストレッチが有効であるので、特に気を付けてトレーニングをしています。

よく街中で信号待ちをしている時などで、男女を問わずに、姿勢のいい人のうしろ姿というのは、威風堂堂として顔を見なくても、きっと素敵な人なんだろうなと、想像させてしまう魅力があります。それも、やはりその人が日頃から努力してつくっていかないとできるものではありません。

人の印象は、身だしなみやセンスが大事とも言われますが、姿勢も重要な要素であります。私自身、姿勢についてのコラムを書きながらも、“ミイラ採りがミイラ”にならないように、正しい姿勢を心掛けま~す(笑)。


添付写真: 自分の仕事撮影の合間に、MR.トルソーを呼んでツーショット。

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Written by Yasumoto Takashi

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