VOL.98 [鏡で集中力を高める] 2014.06.21掲載

mirrorあなたは一日に何回鏡を見ていますか?僕は、まず朝起きてから最初に自分の顔を鏡で見て、目は充血していないか、髪の寝癖は大丈夫か、顔肌のハリはあるか、など様々な体調のコンディションをチェックしてから一日をスタートさせています。そして、家を出る際には必ず洋服を鏡でコーディネートチェックしたり、ヘアースタイルをチェックして、最後は玄関にある姿見で靴を履いた全身コーディネートを最終チェックします。今回はそのような身近にある鏡ではありますが、他にも色々な使い方や効果が隠されているということをお話したいと思います。

まず最初に鏡というのは、自分を映す道具であることは皆さんも十分ご承知だと思います。が、実は精神を安定させる効果もあるのです。鏡を見ることで己を常に客観視させ、気持ちを安定させているのです。

よくドキュメンタリー番組などでアーティストの楽屋風景を映しているシーンなど、顔や姿を鏡で確認し、常に気持ちを落ち着かせているのを見かけます。他には、皆さんの中でも何か大切な会議やミーティングの前、大事な取引先を訪問する際に、必ずトイレに行って自身の姿を確認して気合いを入れてから交渉に臨んだりしていませんか。

僕の場合、オーディションに臨む時など、必ずトイレの鏡でヘアースタイルのチェックをしたり、気持ちをシャキッと整えることをしています。また、撮影の時には衣装を着てから必ず鏡を見て、衣装に合った雰囲気や人物像を頭の中で作り上げ、カメラの前に立つようにしてポーズを考えています。

また、スポーツクラブの筋力トレーニングでは、なるべく鏡に向かってやるようにしています。例えば、目をつむってトレーニングしてみたら、体幹のバランスは崩れ、どこの部位の筋肉に刺激を与えているかが鈍くなります。自分の鍛えている部位に目的意識を持って集中させることがトレーニング効率を上げてくれます。

他にも、僕はダンスをしませんが、ダンスを習得する際には鏡を使って自分のつま先や手先まで細かくチェックしたほうが、イメージを作り易く上達も早いというもの。ウォーキングレッスンでも、鏡に囲まれたスタジオでのレッスンのほうが自分を客観視でき、どこの部位を矯正したらよいかが素早くチェックできます。

日常生活では、自宅の洗面所には三面鏡があったり、お風呂での軽いフェイスマッサージ用の鏡もあります。いつも正面ばかり見ていると同じ一面だけしか見れないので、日頃から色々な角度で自分を映す工夫をしています。正面の顔だけ見慣れてしまうと、自分を客観視させるイメージ力に隙が出来てしまい、大勢の前に出た時に自信が持てないことがあるのです。

要するに、ここでお話しているのは、見た目の問題でありますが、鏡の存在を「誰かに見られているという意識」「人からどう見られているのかを意識させる」といった客観視能力を鍛え、集中させる道具と捉えているのです。

しかし、鏡に張りつき過ぎて極度のナルシストと思われるのは困りものです。その辺のさり気無さを醸すセンスも大事にしたいものです。

さあ、皆さんも積極的にミラー(鏡)を使って、周りからどう見らーれているかを常にチェックしておきましょうね(笑)。

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添付写真:スポーツクラブでは鏡を使ってトレーニングすることは、とても効率的で有効です。

【次回予告】 テーマ:最近思う仕事観とは(VOL.99)

Written by Yasumoto Takashi

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