Photo:デザイナー オリバー・ゴールドスミス氏
昨今のブリティッシュファッション・ブームの追い風もあってか、イギリス発のメガネブランド・オリバーゴールドスミスの人気が盛り上がっているように見えます。売れている主要因の一つに、最近のヴィンテージブームとリンクしていること。二つ目に、骨太なフレームを特徴とするブランドイメージが、無骨なプロフェッショナル風にもとれたり、モッズ風やサイケ風に通じる味出し効果を狙ったセルフイメージ作りにマッチしているのでしょう。
結局、無難大好きな日本人は、大胆なイメチェンを避けたがりますが、そこそこオシャレ感を主張するサジ加減が相まって伸びているのかと推察します。僕自身は、ちょっと物足りない感は否めないのですが、ヴィンテージものや復刻シリーズのオリバーゴールドスミスを知ってゆくうちに、骨太フレームの元祖的メジャーブランドの経緯を再認識し、徐々に魅力に引き込まれていった次第であります。
現在の商品ラインナップは、過去のヒット商品の復刻を現代の製造技術で復活させておりますが、似たり寄ったりのデザインが他社ブランドでも続々と出してきています。今は時流に乗っておりますが、今後これといった強い特徴を新しく打ち出していかないと飽きられてしまうのでしょう。まさにこれからが正念場なのかもしれません。今後のブランド戦略が楽しみです。(2012.11)
【NO.01 Oliver Goldsmith CONSUL-S】
【NO.02 Oliver Goldsmith KANO(1966)】
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Vol.06 【GIORGIO ARMANI :ジョルジオ・アルマーニ】
Vol.07 【Ralph Lauren : ラルフ・ローレン】
Vol.08 【PLATOY : プラトーイ】
Vol.09 【Christian Dior monsieur : クリスチャン・ディオール ムッシュ】
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Vol.11 【OLIVER GOLDSMITH:オリバー・ゴールドスミス】
Vol.12 【GIANFRANCO FERRE:ジャンフランコ・フェレ】
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