Photo:デザイナー 石渡 旭氏
よっ、待ってました大統領!と言いたくなるような日本人メガネデザイナーが2009年にPLATOYブランドを誕生させております。
僕自身初めて見た時は、「なんだこりゃ!(松田優作風)」といった驚きでしたね。斬新奇抜、モダンデザインの懐古(1950年前後の作品)、オトナの遊びゴコロ、アク丸出し、ポップでマンガチック…どんな言葉で表現したら良いのか迷ってしまう程のユニークさです。
デザイナー石渡旭氏の世界観は、アランミクリの流れを汲むだけあって、フレームのライン取り、そして、本物セルロイドを使ったマーブル生地の表現方法等が、どことなく巨匠ミクリの系譜と感じ取れます。
このメガネフレームを好む方は、たぶん相当なメガネ好きであり、自分のキャラを良くご存知の方なのでしょう。メガネに主張を持たせながらも、掛ける本人自身のキャラ演出の生かし方を熟知した、かなりの洒落者なのかと推察させてくれます。
いつか石渡氏のデザインエッセンスが呼応するかのように、こんなユニークフレーム達が世の中に溢れ出したら、きっと日本人男性(僕自身を含め)もパリジャンやイタリアオヤジに肩を並べるような多くの洒落者達を街で見かけることになるだろうと夢が膨らみます。
これからのプラトーイの成長は、他の日本人メガネデザイナーへのカンフル剤となることを期待しつつ、益々の活躍が楽しみなブランドです。(2012.10)
【NO.01 PLATOY TeA】
【NO.02 PLATOY GLAMOUR BL】
【NO.03 PLATOY GLAMOUR BR】
【NO.04 PLATOY Pantos】
Photo:僕がプラトーイを掛けると、こんな感じになります。(NO.01)
Photo:僕がプラトーイを掛けると、こんな感じになります。(NO.02)
Photo:僕がプラトーイを掛けると、こんな感じになります。 (NO.03)
トップページ 【お気に入りのメガネブランドを考察】
Vol.01 【TOM FORD:トム・フォード】
Vol.02 【alain mikli :アラン・ミクリ】
Vol.03 【Jean Paul GAULTIER :ジャンポール・ゴルチエ】
Vol.04 【RAY-BAN :レイバン】
Vol.05 【OLIVER PEOPLES :オリバーピープルズ】
Vol.06 【GIORGIO ARMANI :ジョルジオ・アルマーニ】
Vol.07 【Ralph Lauren : ラルフ・ローレン】
Vol.08 【PLATOY : プラトーイ】
Vol.09 【Christian Dior monsieur : クリスチャン・ディオール ムッシュ】
Vol.10 【Persol : ペルソール】
Vol.11 【OLIVER GOLDSMITH:オリバー・ゴールドスミス】
Vol.12 【GIANFRANCO FERRE:ジャンフランコ・フェレ】
Vol.13 【LINDA FARROW:リンダ・ファロー】
Vol.14 【BADA:バダ】
Vol.15 【Vue dc:ヴュー ドゥーシー】
Vol.16 【GIANNI VERSACE:ジャンニ・ヴェルサーチ】
Vol.17 【L.A.Eyeworks:エル・エー・アイ・ワークス】
2 comments
PLAtOyは私もお気に入りで、特にホワイトとゴールドのツートンカラーのメタル(TiNtOy)を不似合いを承知で愛用してます。石渡氏は白山眼鏡、BADA、アランミクリジャパン、エフェクター最初期と様々に関わった異色なデザイナーだと思います。
アセテートめがねの加工なら弟子のアランミクリ氏でもかなわないと言われるクリスさんたちが立ち上げたVueDCも今では関西の数店舗でしか手に入らない激レアなブランドですよね。私はZEPというクリスタルキャメルのモデルを所有しているのですが、どこか初期のアランミクリを彷彿とさせる気がして手元で眺めるだけでにやけてしまいます(笑)。
ついでに、BADA(おそらく後に新潟のメーカーに吸収されてLunetta BADAと改名された1-151-52とかいうモデル)もレンズを外したままで保存しております。さすがに時代に即さないフレーム形状なので掛けるシチュエーションに悩みそうですが、ゴールドカラーで内側はホワイト、肉厚で幾重もの張り合わせをイメージさせるカット面。なかなかユニークなフレームで、今なお斬新ですので、そろそろ久しぶりにレンズを入れて人目もはばからずに掛けてやろうかと思い始めているところであります。
私が手持ちの、ハイクオリティーなのにいまいちかなりマイナーで将来的には値打ちも上がるのではないかと勝手に思っているブランドが3点もご紹介されていましたので、つい興奮してくだらないことを長々と述べてしまいました。大変失礼をいたしました。
今貝さん、コメントありがとうございます。メガネ偏差値というか、メガネセンスが相当お高い方とお見受けしました。
PLAtOy、VueDC、BADA等がお好きであれば、デザインも太目が好みではないかと推察します。太目のフレームは自己主張がありますので、一見「おっ!」と思われる印象ですが、その印象を吹っ切るご自身のキャラクターをしっかり持たれていれば、なんの問題ないと思います。たぶん、そのようなことは重々ご承知だと思いますが、、、。
私は「オシャレする=チャレンジ」だと思っていますから、これからもどんどんチャレンジしていきましょうね。