VOL.73 [安本健康法] 2012.05.06掲載

五月は初夏を思わせる陽気もちらほらとあり、やっと寒さから解放される高揚感が味わえます。四季の中で最も過ごしやすく、カラダも歓ぶ好季節がやってきました。

以前からこのコラムで「健康」をテーマに、一度深く掘り下げてみたいという思いがありました。そこで今回は、題名を「安本健康法」と銘打ち、大風呂敷を広げてみることにします。

私の「健康」に対する中心概念は、人間が本来持っている先天的潜在力を引き出し、「自然治癒力」もしくは「再生パワー」を活かし切ることなのです。自分のカラダの力を自分が信じるとはこれ如何に。自分の頭で考えている思いが、体内細胞の働きと密接に繋がっているのではないかと思っているのです。

仏教の教えに「色心不二」(しきしんふに)という言葉があります。心とカラダは一体で、別々に考えるものではないということ。心とカラダは常に連動し機能されていることが太古から伝えられてきました。

自分のカラダを軽視すれば、気持ちや気力は上がらず免疫力が低下し体調を崩します。また、やる気がある時はカラダのコンデションもすこぶるいいものです。心とカラダは、お互いが主従の関係で支え合って成り立っています。つまり、日常の思い癖や物事の捉え方で生じる心の傾向性に起因する過度のストレスが、健康を害する主原因であると考えることもできます。

実際、医学的見地からもすべての体内細胞は、生まれながらの両親からもらったDNAという設計図によって受け継がれているのですが、細胞自体は数か月の周期を経て新陳代謝を繰り返し、古い細胞は死滅し、すべて新しい細胞に入れ替わっているということです。

これは、とても面白い発想ではありますが、自分の意志や努力によって、ある程度、細胞の形状が変化可能領域であるということを示唆しています。

私の好きな言葉に、「習慣は第二の天性」というものがありますが、表情癖や姿勢、体質なども毎日の習慣からくる表れと常日頃から認識しております。これは、“念いの力は無限大に広がる”という、人間の可能性を表す言葉の一端を、健康に置き換えてお話させてもらったのです。

最後に、私が健康のために今でも続けている習慣のひとつに「水を一日約1.5Lを摂る」ということを毎日の日課にしています。夏は常温で、それ以外の季節では温めた白湯(さゆ)を飲んでます。朝の目覚めと共にお気に入りのマグカップでまず一杯、そして、三度の食後にも必ず一杯ずつと習慣にしております。たぶん合計にしたら350ml×4杯で約1.5Lぐらいは摂れていることになります。

この白湯習慣の良い所は、カラダを温める効果があり、カラダの余計な毒素を排泄し易くすることです。カラダの調子がいい時は、水が美味しく甘く感じ、肌トラブルを防げ、体型維持にも効果を感じています。

どんな健康法でも人それぞれに合う合わないがあるでしょうが、この白湯健康習慣は万人に効くものだと思います。しかし、飲み過ぎると「水毒」という逆効果もありますのでご注意ください。白湯(サユ)は、色々な面でカラダに左右(サユ)しますからね!(笑)

五月は季節の変わり目、体調を崩される方も多いと聞きます。皆さんもカラダには十分気をつけて、独自の健康習慣を守って、共にハッピーな毎日を送りたいですね。


添付写真:朝の目覚めの一杯。お気に入りのマグカップ(350ml)に白湯を入れて、一日のスタートです。

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Written by Yasumoto Takashi

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