VOL .02 [ジムではスポーツウェアを着ない] 2010.03.22掲載

sports_clubモデルという職業を生業としている私は、週2回のペースで自宅近くにある一般的なスポーツジムに通っています。

そのスポーツジムには、タレントさんや芸能人のような派手なジム会員さんはあまり来ていませんが、オープンしてからまだ浅く、器具やスタジオ、ロッカールームなどがキレイなのが気に入っています。

スポーツジムでは、特にダンベルを使ったトレーニングを中心に、モデルの仕事である洋服をキレイに着るために必要な部位(肩・背中)を重点的に鍛えています。また、有酸素系のスタジオプログラムは、どうも苦手で現在は参加していません。

私は、“スポーツジムでは敢えて、スポーツウェアを着ない”ことにしています。スポーツジムに行くとジム会員の皆さんは、どこかの会社の制服かの様に、スポーツメーカーのウェアを着て、トレーニングシューズを履いています。それは機能的にも優れ、当然のことだと思います。しかし、私にはその光景がどうも苦手で、つまらないと感じてしまう性分なのです。これは、モデルの性(さが)なのでしょうか?それとも捻くれた性格なのでしょうか?私は、いつもアベレージ=横並びを嫌い、個性の主張をモットーに生きてきました。当然そこには、ちゃんと「品」というものを残しつつ、普通ではむずかしいと言われるコーディネイトに妙に惹かれてしまう性分なのです。

例えば、上着にはアメリカンカジュアル風で定番のアバクロ・ホリスターといったTシャツ、もしくはストレッチTシャツを上半身にピシッと張りつかせ、パンツは絶対短パンに限ります。短パンは、カーゴ短パン(軍パン)かデザインチノ短パン(ダメージ加工されたもの)を穿いています。シューズには、スニーカータイプのもので、色で遊びたいものですね。私は、あえてメタリック系のスニーカーにして、はずしてみて楽しんでいます。

自分みたいな格好をしたジム会員さんは、比較的外国人のジム会員さんが近い格好をしています。しかし、それがなんとも気持ちがイイのです(笑)。

人とは違う格好をすることで、トレーニングも楽しめます。トレーニングは、決して楽しいものではなという自分のマイナス概念を、違う方向から何とかモチベーションを上げようと、あの手この手で工夫していかないと継続は難しいものです。物事カタチから入ることも“あり”ですよね。

また、これまでモデルを始めてからずっと今まで途切れることなくジムに通ってきました。そのジムへ通うモチベーションとして、「ジムに行くこともモデルの仕事の一部なんだ!」と、いつも自分に言い聞かせてきました。体型を整え、維持して、ベストコンディションで仕事に臨むのは、プロフェッショナルとしての自覚のひとつでもあるのです。

読者の皆さん、今度ジムで見かけたら声をかけてくださいね!!(たぶん、ひとり黙々とやっているかもしれませんが・・・・笑)


添付写真(上から): 1.ラルフのCAP(時々被る) 2.ルールのTシャツ 3.アバクロの迷彩カーゴパンツ 4.コンバースのゴールドスニーカー

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Written by Yasumoto Takashi