さてさて、今回のテーマは「年齢」についてです。私事ですが、今年の2月に還暦を迎えますので、自分なりの「年齢観」を備忘録として残そうと思い立ちました(笑)。
一般的に実年齢より若く見られている人に対して、「あなたは、自分の年齢をどう捉えていますか?」という質問をしてみた時、答えに「ただの記号です」「年齢は意識していません」「実年齢より見た目年齢」といった普段から自分の年齢を意識してなかったり、前向きに年齢というものを捉えている様子を窺えます。
確かにいつも自分の年齢についてことあるごとに気にしていると、そのことばかりに囚われてしまいます。俗に言う「年齢に縛られる」ということです。また、自分を取り巻く周りの視線に対しては、年寄り扱いされたり、だからオジサンは、、、と、必要以上に周りを気にするようになってしまい、不必要なストレスを自分に与えることとなってしまいます。
私自身は「年齢」というものをどう捉えているかと言いますと、歳をとることを嬉しく感じています。なぜかというと、歳をとればとるほど自身の希少性が高まるのではないかと考えているからです。もちろん、それは仕事に繋がるという一義的な目的としてあります。が、同時に若く見られるということは、「きっとこの人は、毎日を充実させ、イキイキと生きているんじゃないか」と好印象を持たれることで、自分にフィードバックされて、心身をさらに磨こうというモチベーション維持の一役にもなるのです。
では、一般的に実年齢より若く見られる「若見えの特徴」をさらっと挙げてみましょう。
【若見えの特徴】
①顔や肌にシミやシワが少ない。
②顔の肌質が綺麗で、ツヤやハリがある。
③髪色は黒くツヤやコシがあり、毛量も豊か。
④お腹周りは、それほど出ていない。
⑤歯並びが綺麗で、きちんとメンテナンスされている。
⑥普段の姿勢が良い。
⑦服装が明るい色使いをしていて、オシャレに気をつけている。
以上のものは、外見的に思われるものばかりですが、ざっと挙げたら7個ありました。もっと細かく内面的なものも含めたら、きっとまだまだあるのでしょう。若見えは「若く見える」以外に「若い頃のまま」とも言い換えられます。それは若い頃から時間が止まっているということではなく、その人の持つ時間の進め方を遅らせていると言ったほうが近いのかもしれません。
数年前に私が同窓会に出席した時のことです。ある同窓生から「君は年齢より若く見える。相当保存方法がいいんだね。」と言われたことがありました。なんとも理系脳的な表現ではありませんか。まるで体内細胞をどこかに冷凍保存しているかのようです(笑)。確かに、なるべくストレスを抱え込むことはやめて、過剰な運動を避け、食事は腹八分目を理想とする生活を心掛けてきた私にとっては、彼の言葉は言い得て妙な表現だったのです。それはリスクを避けて、いつも楽なほうを選んできたということではありません。何か問題に直面した時、いかに自分の中にストレスを取り込まないようにするかを習慣化してきたのです。例えば、嫌なことがあったら一晩寝ることでスッキリ忘れて、次の日まで持ち越さないようにする。トラブルをまず自己責任として捉え、今自分が出来る対処に最善を尽くしてみる。そうやってひとつずつストレスを消し込んでゆくようにしてきました。
では、そろそろ本題に入りましょう。そもそも「意識年齢」とは何でしょうか。これを提唱している学者さんを私は知りませんので、私の造語と勝ってに思っています(笑)。これは意識的に自分の年齢を書き換え、その意識年齢で行動し、発する思いや言葉もすべて肯定的に変換することです。例えば、「もう60歳なんだから〇〇は、無理だな」という口癖を⇒「まだまだ諦めるのは早過ぎる、まだ若いんだから、もう少し〇〇を続けてみよう。」とか、「歳には勝てん、もうオジサンなんだから」という口癖を⇒「歳のせいにするのは早過ぎる!もう少しがんばってみよう」といった感じで、自分の腦内コンピューターをポジティブワードに書き換える習慣を徹底的に身に付けるのです。それを繰り返していれば、考え方が変わり⇒言葉が変わり⇒行動が変わり⇒見えている生活環境が変わってくるのです。
意識とは人間を作っている心の中枢部分であり、そこから脳に指令を出して、行動を起こしています。具体的には、私の場合は実年齢60歳-20歳に設定して、現在は意識年齢40歳です。20年前の自分を思い出し、当時どのように物事を考えていたのか、どう行動していたのか、できる限り思い返しながら40歳の頃の自分を再現させるのです。一例を紹介すると、私は朝の瞑想タイムを毎日設けているので、時折「アンチエイジン瞑想」みたいな、若々しい自分を描くように心がけて色々と試しています。言うなれば自分の頭の中を完全に洗脳させてしまう。洗脳という言い方は、あまりよくないので「完全に思い込ましてしまう」ことです。試行錯誤しながらのアンチエイジング瞑想なので、これからさらに改良しながら続けてみようと思っています。
さあ、20歳も若返ったのですから、まだまだ働き盛りの自分がいます。ネガティブワードが出たらどんどん消し込み、ポジティブワードに書き換えます。実生活では、体力の低下やカラダの不調、病気などが一番の弱点になるのでしょうが、それも無理に抗おうとせず仲良く付き合ってみることです。自分の再生パワー(自然治癒力)を心の底から信じてあげれば、カラダの細胞もきっと応えてくれます。
この意識年齢で生きてみようと思いついてからまだ一か月ぐらいしか経っていませんが、体内の細胞が何か若返ってきているのではないかと肌が感じています。これからの人生、益々楽しみになってきました。
添付写真:「あなたも意識年齢で生きてみませんか!」と叫んでいます(笑)
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