VOL.74 [こだわりのコーヒーライフ] 2012.05.10掲載

何を隠そう、私はこてこてのコーヒー愛飲家であり、毎朝一杯のコーヒーを飲まないことには、一日が始まらないといった感じです。今回は大好きなコーヒーについてのこだわりを大雑把ではありますが、ご紹介しようと思います。

そもそも、コーヒー好きに拍車をかけたのは、およそ3年ぐらい前のこと。自分の口に入る食品をなるべくならカラダにいいものにしたいという延長線上で、自宅ではオーガニックコーヒー豆を好むようになったのです。コーヒーには、ワイン道に通じるものがあり、面白い愉しみ方があるんです。

さて、美味しいコーヒーを飲むためのこだわりが幾つかありますので、順をおって紹介していきますね。

まず選ぶべきものは、「豆の産地」や「豆の品種」であります。地球の赤道周辺の世界各地で収穫されるコーヒー豆には、それぞれに独特の特徴があり、大まかには「苦味」「酸味」「甘味」「コク」「香り」の5つの要素に分類されています。

その中でも、産地には関係なく認定されている「スペシャルティコーヒー豆」という存在があるのです。それは厳しい評価基準(10項目中、合計点数が80点以上)をクリアしたものだけに呼ばれ、なんと全世界に5%程しか流通していないという良質の厳選豆のことを言うのです。当然、これはオーガニック豆でもあります。

好みの産地は、グアテマラ・ブラジル・エチオピア(モカ)・ハワイなどを中心に、時々ペルーやインドネシア地方など色々な国や豆品種を取り入れて楽しんでいます。最近は、近所にいいお店を見つけてからは、コーヒー農園までこだわるようになってしまいました。まるでワインのシャトーみたいですね。

生豆を選んだら、次は焙煎方法です。煎る作業はお店に任せるのですが、大まかには「浅煎り:Blonde」「中煎り:Medium」「深煎り:Dark」という呼び名で焙煎され、時間が長くなるに従って味も深くなり変化していきます。豆が一番美味しく飲めるポテンシャルを引きだすためには、お店側の経験に任せるのが最良かもしれませんね。

最後は、焙煎豆の挽き方です。使う器具や抽出方法によって、コーヒーの粉の細かさを選ばなくてはなりません。自宅ではもっぱらミル派なので、[極細⇔中細⇔粗い]という段階の中細と粗いの中間あたりが私の好みなのです。挽き方が粗いほど、コーヒーの味もさっぱりと感じます。

毎朝食の自宅でのコーヒーは、撮影でどんなに早起きしても欠かせません。そして、自宅で飲むコーヒーは二杯までとしています。何故って、それは妻との約束で、カフェイン中毒にならないように注意しているのです。

では、以下に今までのこだわりを簡単にまとめてみました。

【 安本こだわりのコーヒーライフ 】 (自宅編)

1)豆はスペシャリティーコーヒー豆をセレクト。(自宅近所に取扱店あり)

2)世界のコーヒー産地をバランスよく4種類に分けて、ローテーションで愉しむ。

3)自宅の愛用ミルで挽いて、ドリップ式抽出法で香り&作法も愉しむ。

4)コーヒーのお供にはミルクでなく、有機無調整豆乳が好み。

5)コーヒー豆の保存は、冷蔵庫に入れて冷凍保存。

6)自宅でのコーヒーは、一日二杯までとする。


私にとってのコーヒーは、食後に飲むお茶というよりは、気分転換の切り替えスイッチみたいなもの。また、コーヒー器具を扱う一連の作法も好きなんです。喫茶店のマスターになった気分で淹れる一杯は格別なのです。先でお話した何パターンからなる好み(豆・煎り・挽き)をセレクトして、自分だけのコーヒーをカスタマイズする。なんてオリジナリティー溢れる一杯なのでしょうか。

宜しかったら、皆さんも生豆選びから自分好みの味を探してみませんか!コーヒーと共に豊かになる瞬間を味わいましょう。皆様にハッピー・コーヒー・タイムを♪(⌒▽⌒) 


添付写真:自宅のカフェ風景版画(作者:デヴィット・シュノイヤー)をバックに、お気に入りのコーヒー器具たち。因みに、写真の豆は、中南米のニカラグア産ブエノスアイレス農園の豆。(大粒豆のマラカトゥーラ種)

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Written by Yasumoto Takashi

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