VOL.84 [シャツ選びのいろは] 2013.01.31掲載

今回のテーマは「シャツ」です。実はシャツというのは服装術の中でも色々な個性を表現できるアイテムであると、多分皆さん認識が薄いかもしれません。

例えば、「素材や織り方」×「色」×「襟の形」×「袖の形」×「ボタンの位置や形」と組み合わせを考えたらかなりのバリエーションがあります。

そして、スーツを引き立てる相棒的存在であり、Vゾーンの主役はネクタイであると思いがちなのですが、シャツ選びも決して侮れません。襟のニュアンスや生地の色、チラッと見える袖のアクセントは、デキる男をこの上なく演出してくれる名脇役なのですね。

今回は簡単ではありますが、各パーツ等の名称をご紹介したいと思います。

オシャレ好きな方なら全部知っていると思いますが、知らない人は名称だけでも覚えておけば、いつかショップ店員さんとお洒落談義もできるというもの。。。

まずは、代表的な[素材や織り方]の種類には…

【ブロード】【ツイル】【オックスフォード】【ロイヤルオックス】【へリンボーン】【リネン】【サテン】【ジャンブレー】


代表的な[襟の形]の種類には…

【レギュラーカラー】【ボタンダウンカラー】【ワイドスプレッドカラー】【セミワイドスプレッドカラー】【ホリゾンカラー】【ラウンドカラー】【タブカラー】【ピンホール】


代表的な[袖の形]の種類には…

【丸形】【角落形】【ダブルボタン】【ダブルスクエア】【ダブルラウンド】【ダブルミラノ】

ざっと各パーツの代表的な名称を列記してみました。シャツひとつとっても、TPOを考慮しながら多種多様に組み合わせをしていく。実はオシャレをするというのは、教養が必要であると言われる所以でもあります。また、時代の気分でシャツのトレンドも当然変わってくるものでありますから、アンテナを常に張ってなくてはなりません。

ズバリ今年(2013年)は、ホリゾンカラーとストライプ柄やチェック柄が流行すると思われます。いつもの定番シャツから卒業して、ちょっと柄物にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。きっと気分も変わり、仕事へのモチベーションも上がることだと思います。

時々、私は撮影で最高級(5万円以上)のシャツを着させてもらいますが、仕立ての良さと生地の肌触りが全く違います。でも、そんなにシャツに予算をかけられない自分は、スーツ用であれば一万円アンダーのものを選ぶことが多いかも。

いいものを知って、リーズナブルなものをセンスよく魅せるというスタンスが僕流なのです。そう、今年一枚目に購入するシャツは、ホリゾンカラーのチェックシャツと決めてます!(笑)

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添付写真:建築家ル·コルビュジエ(1887~1965享年78才 国立西洋美術館を設計した20世紀を代表する建築家)、彼には蝶タイ×白シャツの印象が強くあります。トレードマークの丸太メガネ(ラウンドメガネ)をかけてシャツに蝶タイというのは、僕が描く理想のシニア像なのです。いくつになってもオシャレでありたいものです。

【次回予告】 テーマ:ズバリ「オーラの宿し方」です。お楽しみに!(VOL.85)

Written by Yasumoto Takashi

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