VOL.85 [オーラの宿し方] 2013.02.07掲載

今回のコラムは、2013年最初の観念的なテーマにしてみました。タイトルがちょっと異色ではありますが、やさしく言い換えれば、『雰囲気を身につける方法』といったニュアンスです。

そして、予め言っておきますが、僕は霊能者でも透視能力を持ち合わせた人間でもありません(笑)。ここでは今までに培った経験則や知識で真っ当にお話したいと思います。

では、「オーラ」とは一体何でしょうか。世間一般の皆さんは、あまり良く理解されないで使われているように僕には思えます。「オーラ」を違う言葉にするならば、「雰囲気」「見た目の感じ」「波長」「波動」「発するエネルギー」などと言い換えられるのではないでしょうか。

オーラにも当然、プラス(明るい)のオーラ、マイナス(暗い)のオーラがあり、色も存在するものだと考えますが、ここではプラスのオーラを前提にお話します。
 
まず、オーラを発するにはいくつかの条件があります。それらを簡単にご紹介してゆきます。

①【体の正しい姿勢(背筋を伸ばす)】
オーラは特に、後頭部あたりから発光すると聞いたことがあります。ということは、背骨部分から首筋にかけてピンっと伸ばすことによって、オーラが出やすいのでしょう。確かに背筋を伸ばすことによって気持ちがシャキッしますね。


②【目力】
目の動きは、その人の心の安定感と比例するもの。顔のパーツの中で一番印象に残る部分でもあります。そして、目は嘘をつけず正直です。また、目の潤い感もオーラに関係しているんでしょうね。


③【明るい表情】
笑顔には、周りを明るくする効果があります。笑って怒っている人は、竹中直人さんしか僕は知りません(笑)。オーラはその人の良好な精神状態と密接に関係していますが、対自分に向けるより、対外側に友好な想いを発したほうが有効なんでしょう。


④【積極的な言葉】
言葉は武器になると言うように刃物にも、光のような癒しにもなります。口から発せられる言葉は、相手の耳元と自分の耳元との両方に届くメッセージなんですね。案外、自分の耳のことを忘れていませんか。オーラは言葉という振動を媒介にして増幅してゆくものです。日頃から気をつけてないと、すぐに愚痴っぽくなってマイナスオーラ注意報が発令されます。


⑤【服装は品やセンスの良きサポーター】
オーラは当然、体の表面に現れるものですが、服装はオーラをサポートする役割があります。しかし、たまに舞台演劇でボロ衣装を着た役柄の人が、内面から滲み出るオーラによって、ボロ衣装が不思議と上品に映ったりします。それは品格の良さがボロ衣装の雰囲気を越えてしまっているからです。やはりオーラは隠そうとしても、滲み出てしまうものなのです。


⑥【自分に対する主観的自信がオーラを増幅させる】
どんな分野でも構わないと思いますが、自信に満ちた姿勢や気迫には、オーラは出ずにいられなくなります。傍から見てもすぐに分かります。それは勘違いな自信過剰のものであっても、、、要するに主観的なものなので、オーラのプラスマイナスは関係なしに自由な方向へと発せられます。


以上の条件が全てクリアされたとしても、すぐにはオーラが発せられるかは疑問です。長い時間の習慣と意識がオーラを安定させてゆきます。何事も一朝一夕に出来てしまったら面白みも喜びも半減してしまいます。努力する意味もここにあるのでしょうか。

最後に、僕の好きな言葉をご紹介します。「和光同塵」(わこうどうじん)と読み、「和光」は才能や知性を和らげること、同塵は一般世間と同じ目線で暮らすこと。自分の才能や博識をひけらかして生活するのではなく、謙虚にあまり目立つことなく生活するといった、仏教用語からの言葉です。

オーラも「どうだ、オレって凄いんだぞ!」的なオーラは勘弁してもらいたいです。と言っている自分も気づかないうちに同じ穴のムジナなっているやもしれません。あまり出しゃばると世間様から頭をコツンとされてしまいます。如何なる場所であっても淡々と、スマートに身をこなす、そんなスタンスが僕は好きです。

人生80余年、残りまだまだ時間があります。いくつになっても貪欲に、周りから気づかれなくとも、コツコツと歩を進めてゆきたいものです。

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添付写真:太陽を頭で隠し、画像処理して遊んでみました。青が大好きなのでブルーのオーラで…。(笑)

【次回予告】 テーマ:造語シリーズ第2弾 日本男児の復権です!(VOL.86)

Written by Yasumoto Takashi

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