VOL .68 [巻物でオシャレに魅せる] 2011.12.24掲載

「☆Merry Christmas! 聖夜に贈る素敵なプライベートコラム♪」・・・なんてかこつけて、今回は掲載日をクリスマス・イブに合わせてみました!

今回のテーマは、胸元を彩る「巻物」です。最近は、春夏のストールから秋冬のマフラーまで、オールシーズンで巻物を見かけるようになりました。特に今シーズンは、秋冬でも大判ストールを男性が積極的に身に付けるようになり、お洒落術のバリエーションが更に広がりだしているようです。

スカーフやストール、マフラーは「ネックウェアー」と呼ばれ親しまれており、カジュアルスタイルでのVゾーンをこれまで飾ってきました。昨今、ビジネスウェアーでの[スーツ+シャツ+ネクタイ]で飾るVゾーンの重要性をどのメンズファッション誌でも盛んに謳われています。そのカジュアル版とでもいうべき流れが、このネックウェアースタイルに流れ込み、今シーズンのストールブームに火が点いたのではないかと思われます。

最近は、マフラーよりもストールのほうが人気があり、お洒落男性諸氏たちは周りのライバルに着こなしでの差別化を図りたいという方が増えてきているようです。また、アフターファイブでのパーティーやレセプションへの出席には、昼間のスーツ姿にもうひとつストールをグルッと巻きつけるだけでゴージャス感が演出され、とても重宝するアイテムだと思います。

昨今のメンズファッションの流れは、フェミニンな薫りも加味されてきており、流行ファッションがレディースファッションからメンズファッションへと数年スライドして移ってきています。ここ近年では、ロングブーツやデカバックルベルト、トートバック然りです。特に今年の私の注目株は、ストールとツイードに目が行ってしまいます。

カジュアルVゾーンでは色やボリューム感のさじ加減がとても大事であると考え、あまりボリュームを出し過ぎて華美になり過ぎてもいけません。が、色の配色や全体のバランスを考慮して、親和的配色コーデを自分の好みとして着ております。

今回ご紹介する私のストールは、大判サイズのパイソン柄で、グレーベースにブラウンも少し入って染められているものです。男性のパイソン柄は珍しいかと思い、ハード感のあるレザーものの上着やワイルドミックスといった大人コーデに使えるのではないかと考え、今シーズンに購入してたものです。

私のコーデは、必ずどこかにレザー素材をスパイスに味付けするのが好みなのです。レザーを使った重厚感あるスタイリングは、大人ならではの存在感を主張し、尚且つ上品にまとめ上げることを安本コーデの信条としています。

結局、カジュアルVゾーンは、お洒落センスの光るアイコン的ポジションでもあります。顔のすぐ下にくる色彩で、「顔の華やかさ」「顔の印象具合」もぐっとプラスされますので、慎重かつ大胆に選ばれたほうがいいですよね。

前回のコラムでお話した色の重要性ではないですけど、色が与える印象を侮ると全体のバランスを駄目にしていまうことがよくあります。特に今年のトレンドは、「ボリューム感ある着こなし」を私自身も心掛けており、ストールやマフラーなどで軽やかに遊ぶようにして、人があまりチャレンジしない大人の装いを目指しております。

日々のコーデに悪戦苦闘しておりますが、装いは幾度の失敗があってこそ自分のスタイルが確立し、少しづつコーディネート術も成長していくものと思っております。皆さんも自分の着こなしに限定をかけないで、色々な巻物にもチャレンジしてみませんか。

2012年春夏のストール・ブーム(コットン・麻素材)は、かなりヒートアップが予想されますから、3月ぐらいからの新作を要チェックですね!良い柄はすぐに売れてしまいます。


添付写真:今シーズンのZARAのストール(ユニセックスものです)

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Written by Yasumoto Takashi

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