SNS真っ盛りの昨今、自身が何かの思いを発信すれば、
目に見えない不特定多数の人々と気持ちの交流が広がってゆく。
古来から日本人の美徳とされてきた「沈黙は金」
しかし、欧米化された自己主張スタイルでないと、
現代社会では通用せず生き残れないのか。
SNSツールを企業宣伝、交友拡大、自己顕示、
自慢大会(学歴・容姿・財産・家柄・知名度・地位・名誉・料理上手・オシャレ度)
などと色々な捉えられ方ができるが、
使い方によっては素晴らしいツールになり、
間違えば怖いものにもなる。
発信することで必ず誰かが何かを感じ取る。
賛成、同感、共鳴、憧憬、称賛、尊敬・・・
否定、嫌悪、猜疑、虚飾、拒絶、軽蔑・・・
風は目には見えないけど、
肌に触れたり、木の葉が揺れるのを見て、
確実にそこに存在することがわかる。
風は何処からともなく吹き渡り、
否応なしに肌に感じる。
強い風、柔かい風、暖かい風、冷たい風。
風と何かの思いを発信することと、
とても似ている気がする。
一番大切なことは、風を止めないこと。
常に何かを発信するという姿勢こそが、
風を浄化させ、限りなく透明に近づける。
簡単なようで実に難しいシンプルな生き方が、
今、求められているのかもしれない。
それこそが当世風の生き方なのか。
『 昨日という日は変えられないが、
今日という日は変えられる。
明日という日は今日よりも
尚、素晴らしく変えられる。』
毎週欠かさず観ている、昨日のNHK大河ドラマ「平清盛」(2012)で、
若き源氏の棟梁である源頼朝が、平家打倒に一念発起する
ワンシーンのフレーズが胸に深く響いた。
平家隆盛時代の“風向き”が変わった瞬間でもあった。
今朝は一日中雨だった昨日と打って変って、
気持ちが良い最高の秋晴れ。
爽やかな風が肌に心地よい。
素晴らしい明日のために、
今日を精一杯がんばってみる!
この思いさえ忘れなければ、
きっと、いい風は吹き続けるであろう。
いい風とは、心の持ち方そのものである。
己を信じ、埃を含まず、限りなく爽やかであらん。
いつかそんな風になりたいものだ。。。
※SNSとは、Social Networking Serviceの略称のことで、コミュニティー型のWebサイト。誰もが自由に登録し、参加できるのが一般的です。
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