VOL.119 [アンチエイジングの王道] 2020.08.23掲載

anti-aging今回のテーマは「アンチエイジング」についてお話したいと思います。10年前にもアンチエイジングをテーマに書いていますので、言葉は違えども内容が重複する部分もありますので、そこはご容赦願います。VOL.17 [アンチエイジングの正体]

さて、巷ではアンチエイジングや美容に関連した健康食品や美容食品、健康器具や健康本が溢れ返えっているようにも見えます。それもTVの情報番組やYOU TUBEをはじめとするSNSの普及も大いに手伝い、情報拡散がしやすくなっているからなのでしょう。また、新型コロナウイルスの感染拡大により、在宅勤務やテレワーク業務も同時に普及され、健康被害に対する意識も増大されているためか、健康ブームがさらに加熱されているように思えます。そんな中、一体何を選べば良いのか、どれが自分に合っているのかを見つけるのは、とても至難の業状態。今回ここでは、私が何をやっているのかという具体的事例をはじめ、どういう心構えでいることがアンチエイジングの成功に繋がるのかを微力ながらお伝えし、何か皆様の健康や美容のヒントになれば幸いかと思います。

【モチベーションを持続させ、習慣化することが鍵】
結論から言いますと、アンチエイジングを成功させようと考えるのであれば、それは『モチベーションの持続』が要なのです。なんだ精神論か!と思う方もいるでしょうが、ここがアンチエイジングの背骨部分なのです。自分に合ったもの、気に入ったものを正しく取捨選択し、それを継続させ習慣化(ルーティーン)できれば、ほぼ成功を手中に収めたもの。それがなかなか容易には出来ないのです。

モチベーションとは「やる気」や「意欲」といった動機づけや目的意識を指す言葉というのは誰でも知るところであります。病気の人は病気を治して健康な身体になりたい、生活のためや家族を養うためには仕事をして収入を得る、好きな人や結婚したい人ができれば、その相手の趣味や嗜好に合わせて自分を変えてみる。これすべてモチベーションがあるから頑張れて目的を達成することができるのです。もしそのモチベーションの思いが弱かったら、その頑張りもそう長くは続かず、途中でめげたり投げ出してしまうのでしょう。私がよく聞かれることに「なんでそんなに若くいられるんですか?」とか「肌が若いですね~」とヘアーメイクさんから質問されます。が、答えは単純、若さを保つモチベーションは「今の仕事を続けたい」という強い思いがあり、モデルの仕事を続けるためには“若々しさという印象”が大前提にあるからです。もちろん、モデルには他の諸条件も確かに必要かもしれませんが、やはり若々しく健康的に見えることが何よりも大切なのですね。

【バランス感覚が大切】
先に述べたモチベーションも大事な要素ではありますが、もう一つの一翼を担うのが『物事のバランス感覚』なのです。運動をやり過ぎてもダメ、美味しい物を食べ過ぎてもダメ、とにかく続けることを前提に、自分ならではの“ほどほど”を見つけてゆくことが大事なのです。あ~今日のトレーニングは気持ち良かったからまたがんばろう、あ~今日のご飯も美味しかったからまた食べたいなあと、明日も続けたくなる加減を調整してゆくことです。極端な行動や考え方には、必ず歪みを生む何か原因があります。続けることを最優先にすることを胆に銘じておきましょう(腹八分主義)。

【人に見られる環境を作る】
モチベーションに繋がることですが、人は誰かに見られることで、気持ちが引き締まります。何月何日に撮影があると言われたら、その日に合わせてカラダのコンディションを整えようと無意識に動きます。ビジネスマンの方なら、人前でスピーチをしなければならない、何かの発表会に参加しなければならない、などなど緊張を強いられる機会があると思います。そのような機会を上手く利用して、自分磨きを楽しむことが重要なのです。

【サーチュイン遺伝子を活性化させる】
では、私の食事療法に関して言えば、基本は一日三食にしていますが、朝食は軽めのフルーツやドリンク系で済ませています。ランチや夕食は、お腹が空いてない時や、体重オーバーで調整をするために抜くことしばしば。これは体内にあるサーチュイン遺伝子(別名:長寿遺伝子)を活性化させるためであり、アンチエイジングにはとても重要なポイントなのです。サーチュイン遺伝子とは、空腹にさせることで活発に働き出す体内細胞のことであり、最近とても注目されている遺伝子のことです。これを始めるキッカケとなったのがコロナ太りでした。応急処置的にプチファスティング(プチ断食)をしてみたら、体重はみるみる減少して、とても良い感じだったのです。体調コンデションの目安には、こまめに体重計に乗るようにして身長-110=ベスト体重を重視しています。

【無理な運動を避ける】
私は毎日、腹式呼吸法と瞑想をやっています。また、汗をかく有酸素運動では、スポーツクラブでダンス(ヒップホップ系)のワークショップを週1回と自重系筋力トレーニングを週2回しています。ダンスはリズム感と脳トレに効果を発揮してくれますし、何より楽しく続けられます。

【アンチエイジング瞑想】
先程、毎日瞑想をしていると言いましたが、詳しくは「アンチエイジング瞑想」です。簡単に言いますと、体の衰えたくない部位(頭髪・目の周り・脚など)をセルフマッサージします。人間のカラダというものは、不思議なもので体内の臓器や顔のパーツ・手・足など、すべてに独立した意識があります。衰えたくない部位に意識を集中させて、癒してあげるのです。

【睡眠は侮れない】
睡眠に関しては、朝早い仕事の時は難しいですが、最低6時間を確保できるようにしています。睡眠の大切さは侮れず肌トラブルの原因にもなりますし、疲れを取るのは「寝ること」が一番だと思っています。そして、「寝ること」=「嫌な事を忘れ去る」というリセット効果もありますから、その日のストレスを残さないという意味でも効果は絶大です(笑)。

【再生パワーを最大限に活かし切る】
最後になりますが、人間のカラダというのは、三カ月で全ての細胞が生まれ変わると言われています。俗にいう「新陳代謝」です。カラダの部位によってそれぞれの代謝周期は違えども、これはとても勇気が湧いてくることです。一度痛めたり壊れた細胞を自身の再生力で復活できるなんて、なんて人間のカラダというのは上手く出来ているんでしょう。このことを素直に受け入れて正しくカラダを労わってあげれば、若返りも不可能でなくなります。やはりアンチエイジンの王道は、自身の再生パワーを最大限に活かし切ることに懸かっているのでしょう。

添付写真:自宅ベランダにて日光浴中~(セロトニンを増産して免疫力⇑⇑⇑UP⇑⇑⇑)

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【次回予告】テーマ:美について深掘り!(VOL.120)

Written by Yasumoto Takashi

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