このところ、夏本番の前座ともいえる梅雨に入り、嫌な天気が続く今日この頃です。最近の日本の夏は地球温暖化に伴い、年々高温多湿化されてきました。これからの時期は、気になる汗の匂いや体の匂い、ありますよね。
今回は、これからの暑い時期に役立つ、大人の身だしなみとしての『フレグランス』(香水)についてお話をしてみたいと思います。
日本人男性は、外国人ほどフレグランスを身につけるといった習慣があまりなく、その理由は多説様々と推測されます。また、加齢に伴いフレグランスをネガティブに捉える傾向があるようです。
何年か前ぐらいから、フレグランスのコマーシャルがテレビで流れ始めたのを記憶してます。そのコマーシャルのストーリーは、若い男性がつけたその香りが、不思議なぐらい女性を惹きつける魔力のような香りがして、つけた男性はモテ男に変身。10代20代の男性が、まさに頭の中の一番の関心事をそのフレグランスがすべて解決するかの様なものでした。それはとてもインパクトがあり、興味(購買力)をそそられるコマーシャルの出来上がりだと感じましたが、あのようなモテ色気を出す香りは、とかく若い人向きでビジネス社会では到底NGものです。
私は、ここで男のフレグランスの賛否を問うつもりはありません。ただ、ファッションアイテムのひとつとしてのフレグランス、という位置付けを自分なりに考えてみたいと思ったのです。
私自身は、一年を通してフレグランスをつけるという習慣があまりないのですが、つけようとするきっかけがなかったのかもしれません。というのも、フレグランスをつけようとするきっかけには、汗や体の匂いが気になる、素敵な先輩がつけていた、つければ好感度・印象度が上がる、男の身だしなみ(マナー)のひとつである、などなど、様々なきっかけや独自の美学によるものだと推察しますが、私にはそのような強いきっかけがありませんでした。また、現在使っている整髪料やボディークリームには、天然の心地よい香りが含まれていますので、これ以上、体にフレグランスは必要ないのではと考えているのです。
基本的には普段から無臭に近い状態でいたいと思っているのですが、たまに電車の中ですれちがう時や仕事場で会う男性が、ほのかに良い香りがするのを感じると、「この人は自分に気を遣っているお洒落な人なんだな」と思うことがあります。
フレグランスとは、自分の個性を香りに乗せてアピールするひとつのアイテムであり、「目には見えないオシャレゴコロ」として相手に受け止められるのがベストなんでしょう。しかし、それが行き過ぎて、レストランや大切な交渉時に香りが強く、TPO(時・場所・場合)をわきまえないと、「フレグランス香害?」で周りからブーイングや苦情を訴えられたりされないように注意したいものですね(笑)。
香りや匂いというのは、日本人の繊細気質にとっては非常に敏感なものであり、受け取る側の印象次第では、プラスともマイナスともとられてしまう難しいアイテムです。香り選びにもその人のセンスが表れますから、慎重に選んだ方が良いという事を知っておいた方がいいと思います。
色気のある男性というのは、香りをセンスよく身に纏(まと)っているというイメージがあります。洋服をさらっと着こなすように、フレグランスもさらっと上品に纏(まと)ってみたいものです。
添付写真: 暑くなると使いたくなる愛用のオーガニックオーデコロン/WELEDA Citrus Deo (オーデコロンは、香水より香りが柔らかいです)
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