VOL .42 [そうじのシークレット・パワー] 2010.12.03掲載

世間は師走に入り、忘年会やクリスマスイベントなど、2010年も最終コーナーを周りました。お祭り騒ぎが終わるとその余韻に浸ることなく、お正月モードへと一気に加速し、年の瀬恒例の嫌~な“大そうじ”が待っています。

今回は自分の苦手意識を克服する意味でも、「掃除や整理整頓」には色々な秘密が隠されているようなので、ちょっと探ってみることにしました。

そうじは、小学校の時からやらされ感が強く、いつも嫌々ながらやっていたのを思い出します。教室がキレイになっても、ノルマをこなすだけで喜びというものを教えられなかったような気がします。実家では自分の部屋を自ら楽しんでそうじをした記憶が、残念ながらありません。東京に出て一人暮らしを始めても、そうじに対しては「部屋はキレイな方が気持ちいい」程度にしか思っていませんでした。そうじを前向きに考えるようになったのは、TVや雑誌の風水特集に影響されて、ここ何年か前ぐらいからだと思います。

風水では、部屋がキレイだと運気が上がるということをよく言います。不思議な現象ですが、一体どうしてそうなるんだろうと考えてしまうのが、いつもの習性なんですね(笑)。

「運気」というものは「時間」と同じようなもので、どの人にも平等に与えられている“チャンス”だと思うのです。それは、この三次元空間に時間と同時に流れているものであって、その人自身の持っている運気と全世界に流れている運気とが合致した時、「あ、今は運が上がっているぞ」「お、今は波に乗っているぞ」という感覚になるのだろうと推察します。

部屋をキレイにすると、一体何が起こるのかと言いますと、全世界に流れている運気を自分の身の回り(部屋)に流れ込ませやすくする効果があるということです。いい運気が身辺に流れることによって、ハッピーな気分になったり、いいアイデアが浮かんだり、いい考え方(ポジティブシンキング)ができるようになって、全世界に流れている進化・発展させようとする運気に同通する環境づくりになるのだと思います。

巷では、風水とは一線を画して流行りだしているのが、「断舎離:だんしゃり」や「そうじ力」と言った言葉があります。一体どこが違うのかと言いますと、風水は環境(運気)に自分を合わせようとする考え方に対して、後者はもう少し積極的開運作戦と言ったニュアンスでとらえています。

[断舎離]とは、いらないもの・必要ないものを捨てることで、自分の余計な「執着」「こだわり」「我欲」といった心の毒を積極的に払い落とす効果を狙う。

[そうじ力]とは、部屋の汚れている箇所を自分の悩みや日常問題に置き換え、自分の心がその環境を創っているのだという考え方から、リビングは各部屋をまとめる心臓のような役割を果たし、キッチンは男女や夫婦関係に、お風呂や水廻りは肉体的慢性疲労や何かしらの病気疾患の原因と見て、改善方法を探る。

ですので、風水の便乗型に対して、残り二つはピンポイント攻撃型みたいに考えたほうが分かりやすいと思います。

さて、我が家を覗いてみれば、決して塵ひとつ落ちていない部屋とは言えません。デスクの上にはいつも本が山積みにされてホコリもあります。“習慣は第二の天性”と言うように、毎日のそうじを習慣化して、一年365日良運を引き寄せたいものです。

今回わかったことは、「掃除:そうじ」には見えない不思議なパワーが隠されており(シークレット・パワー)、私たちをいい方向に導いてくれる効果があるということです。

書店にはそうじ関連の本が、所狭しと出版されているのを見ると、黙ってはいられない私です。いいと思ったことは、どんどん取り入れるのも、これまたいつもの習性なんですね(笑)。


添付写真:毎年恒例の大そうじスタイル。(そうじスタイルもモチベーションアップに一役買ってます)

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Written by Yasumoto Takashi

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